「ちょっとの勇気で、新しい世界が広がる」俳優・桜田ひよりが映画『星の教室』で感じた、一歩踏み出すことの大切さ
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幼少期から着実にキャリアを重ね、数々の映画やドラマで存在感を放ってきた俳優・桜田ひよりさん。繊細な感情表現と確かな演技力で、幅広い役柄に挑戦し続けています。
そんな桜田さんが新たに主演を務めるのが、夜間中学を舞台にした映画『星の教室』。過去の傷を抱えながらも、新たな一歩を踏み出そうとする主人公・さやかを熱演。作品を通して感じた学ぶことの尊さや、人とのつながりがもたらす温かさ、そして、桜田さん自身が大切にする役への向き合い方や、一歩を踏み出す勇気について聞きました。
年齢も国籍も違う人が、同じ教室で学ぶ。その温かさを届けたい

──まず、映画『星の教室』の原作や脚本に触れたとき、どんな印象を受けましたか?
なんて心が温まる作品なんだろう、と思いました。みんなが学ぶことに対して前向きで、人と人とのつながりの中で、それぞれの過去や将来の夢に触れていく。同じ学びの場で、生徒も先生も同じ方向を向いているんです。教室にとても温かい空気が流れていると感じました。この温かさが映像になったときに、観てくださる皆さんにも伝わったら、いちばんいい形になるのではないかなと思いました。
──舞台となる夜間中学について、撮影前に知ったことも多かったそうですね。
夜間中学の存在はもともと知っていたのですが、具体的な現状までは把握できていませんでした。クランクイン前に実際に通われていた生徒さんの映像を見せていただいたり、時間割や学んでいる内容、卒業文集、インタビューをまとめた本などをいただいて、そこで初めて知ることが本当に多かったです。
──その中で、特に印象に残っていることは?
想像していた以上に、皆さんが希望に満ちあふれていたことです。学ぶことに対してとても貪欲で。「学びたかったのに学べなかった」「大人になってから、あのとき学んでおけばよかったと思った」という方もいらっしゃって。年齢も国籍も関係なく、みんなが横並びになって一つの授業に向き合う時間は、かけがえのないものなんだなと感じました。その温かさが文字や表情から伝わってきて、撮影を通して夜間中学のことをもっと多くの方に知っていただけたら、と思いました。
──実際の撮影現場も、温かな雰囲気だったのでしょうか?
本当にそうでした。年齢も国籍もさまざまな皆さんが、撮影中も和気あいあいと過ごしていて。年齢に関係なく笑い合ったり、おしゃべりしたりする空間が自然に生まれていました。その空気を、さやかを通して私自身も感じていたと思います。皆さんのお芝居のエネルギーにも、毎日圧倒されていました。
──教室での撮影では、ご自身の学生時代を思い出すこともありましたか?
学園ものの作品などで学校に通う機会は結構あるのですが、今回は教室で机を向かい合わせて、みんなで食事をするシーンがあったんです。それがとても新鮮で。一緒にごはんを食べるだけで心の距離が縮まったり、同じ思いを共有できたりするんですよね。私も学生時代、友達とお弁当を食べながらおしゃべりをしていたな、と記憶がよみがえりました。
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