〝一流〟を目指して走り続ける、振付師・槙田紗子が描く未来とは

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ガールズロックユニット「ぱすぽ☆」のメンバーとしてデビューし、現在は振付師として数々の話題作を生み出している槙田紗子さん。
FRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」や、超ときめき♡宣伝部「すきっ!」、CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」など、SNSを中心に大きな反響を呼んだ楽曲の振り付けを手掛け、“バズる振付師”として注目を集めています。撮影現場に現れた彼女は、アイドル時代から変わらないまぶしい笑顔と美しさをまとっていました。
一方で、その素顔はストイックな表現者。時折のぞく負けず嫌いな表情からは、エンターテインメントに向き合い続ける強い覚悟が感じられます。振付師、そしてライブ演出家として活動の幅を広げる彼女に、表現へのこだわり、これから描く未来について語っていただきました。

演出を任された時のアドレナリンが忘れられない

――3歳からダンスを習っていたそうですが、そのきっかけから教えてください。

赤ちゃんの頃、家で音楽に合わせてハイハイしながらリズムを取っていたそうなんです。それを見た父が「この子はリズム感があるから、ダンスを習わせよう」と思ったのがきっかけだったと聞いています。親バカですよね(笑)。気づいたら自然とダンス教室に通っていました。

当時は英会話や水泳など、ほかにもいろいろ習い事をしていたのですが、子どもながらにダンスがいちばん楽しかったことを覚えています。踊っている時間は本当に夢中になれて、「もっとやりたい」と思える存在でした。中学受験がきっかけで、一時中断はしたのですが。

――当時、好きなアーティストはいましたか?

祖母が安室奈美恵さんの大ファンで、一緒にライブ映像をよく観ていたんです。それで、「歌って踊れるステージに立つ人ってかっこいいな」と思うようになりました。実際になりたいというよりは、「こんなふうになれたら素敵だな」という憧れを、小さい頃から漠然と抱いていました。

でも、将来の夢は一つじゃなくて(笑)。宇宙飛行士にもなりたかったし、女社長にもなりたかったです。

――女社長になりたかったのは、どうしてですか?

たぶん私、人の言うことを聞くタイプじゃないんですよ(笑)。自分が先頭に立っていたいタイプというか、そのほうが自分らしく生き生きできる気がしていて。

自分で物事を決めて、自分で責任を持って決断できる立場にいたいという思いは、小さい頃からずっとありました。だから、何か大きな組織に入って働きたいと思ったことは、一度もなかったかもしれません。

――15歳でアイドル活動を始められていますよね。

はい。もともとK-POPが大好きで、特に少女時代に憧れていました。それがきっかけでアイドルを目指し、事務所に所属して、2010年に10人組アイドルグループ「ぱすぽ☆」としてインディーズデビューしました。

最初は本当に、みんな渋谷のギャルの集まりみたいな雰囲気だったんです(笑)。「プリクラ撮ってからライブ行こう」みたいな感覚でキャッキャしながら活動していて、今思えばプロ意識が低かったなぁ、と思います。

でも、翌年にメジャーデビューが決まった頃から空気が一変しました。「今のままでやっていたら、本当に許さないぞ」と、大人たちが本気で向き合ってくれるようになって。

楽屋では靴をきちんと揃えることや、時間を守ることなど、本当に基本的な礼儀やマナーから徹底的に教え込まれました。当時は厳しいなと思うこともありましたが、それまで何もわかっていなかった私たちにとっては、本当に必要なことだったんですよね。そうやって一つひとつ叩き上げてもらう中で、ようやく「仕事なんだ」という自覚が芽生えて、少しずつプロとしての意識が身についていったと思います。

――「ぱすぽ☆」時代には、振付やライブ演出も担当されていましたが、それはご自身で希望されたのでしょうか。

デビューして数年経つと、メンバーそれぞれが経験を積んで年齢も重ね、グループ全体がセルフプロデュース色の強いスタイルになっていったんです。衣装をデザインするメンバーがいたり、歌詞を書くメンバーがいたりして。そんな中で、「ライブ演出を一部やってみない?」と声をかけていただいたのがきっかけでした。

ワンマンライブの1ブロックを丸ごと任せてもらって、映像や音のアレンジまで含めて、「全部好きに考えていいよ」と言っていただいたんです。

そのとき、自分の頭の中にあるイメージが形になって、それをお客さんが楽しんでくれる。その感覚がものすごく面白くて、アドレナリンが一気に出るような感覚がありました。「踊ること」だけではなく、「ステージそのものをつくること」がこんなに楽しいんだと気づいた、すごく大きな経験でしたね。

Profile

槙田紗子

槙田紗子

1993年11月10日生まれ、神奈川県出身。2009年、ガールズロックユニット「ぱすぽ☆」のメンバーとしてデビュー。2011年にはメジャーデビューシングル「少女飛行」が女性グループ史上初となるオリコン週間ランキング初登場1位を獲得するなど、アイドルとして活動。2015年のグループ卒業後は、振付師として新たなキャリアをスタート。現在は、FRUITS ZIPPER「わたしの一番かわいいところ」、M!LK「好きすぎて滅!」、CUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」など、SNS時代を象徴する数々の話題曲の振り付けを担当。“バズるダンス”を生み出す振付師として注目を集めている。

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