りな日記 vol.6

6月14日(日)

ベトナム料理にハマってから早1ヶ月。作る料理と家にある食器がなかなかマッチせず、インターネットでベトナム食器を取り扱うお店をいくつか見ていた。そのうちのひとつの気になっていたお店が東京で出店するとのことで、早起きをして表参道のマーケットへ。

お店でたくさんのかわいいうつわを目にすると、いつも興奮して頭がくらくらしてしまう。今日もそうだった。頭を冷やすため、地下にあった丸亀製麺に避難。冷たいうどんでクールダウン。

お店に再訪し、悩みに悩んでお皿を1枚、お茶碗を2つ、花器を1つ購入。全部かわいい。真ん中に金魚が描かれ、まわりには龍が施されたお皿が特にお気に入り。金魚は卵をたくさん産むこと、龍は空に昇っていくことが縁起が良いとされるからよく描かれるモチーフとなっているのだとお店のお兄さんが教えてくれた。

茶色のぽってりとした花器は今年の3月までメコンデルタ近くの民家の玄関に置いてあった品物とのこと。巡り巡ってここに来た。そしてこれから私の家に来る。

お店の人が花器に飾っていたコリアンダーの花を、私も同じようにマーケットで買って帰った。こないだ料理教室で習った生春巻きに使っていたパクチーと同じ匂い。すべての出来事が円環のように繋がっていると感じることが生きているとたくさんある。勘違いかもしれないけれど。

6月15日(月)

鶏肉とごぼうと舞茸の炊き込みご飯を作って食べた。昨日買ったお茶碗を早速使う。それだけでなんだか嬉しいランチ。

今日は夫の誕生日。夕方までに仕事を終わらせ、夜は近所のレストランでディナー。デザートに食べたタロイモのプディングは不思議な味。網目模様みたいな生地のプリン。さっぱりとしていて、食べたことのない味でおいしかった。

誕生日が人生における祝日だとしたら、明日からはまた平日。金太郎飴のように同じように見える毎日でも、もう二度とは戻ってこない毎日。それがずっと、命が終わるまで続いていく。

 

文・写真:佐々木里菜

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