「“誰かの答え”ではなく“自分の感覚”を信じて」。40万人が共感するIROHAさんの人生観
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降りてきた言葉をそのまま、歌詞にしていた
――20歳から本格的に音楽活動を始めたそうですが、それはどういった経緯だったのでしょうか。
イギリス帰国後に出会った方と一緒に楽曲制作をしていて、作ったデモテープをいろいろなところへ送っていたんです。そうしたらエイベックスの方の目に留まって、声をかけていただいて。ただ、そのときに「デビューするには少し遅い」と言われたんです。20歳って、世間的にはまだまだこれからという年齢じゃないですか。でも、当時の音楽業界では遅いんですよね。そこで一度、歌い手としての夢は区切りをつけて、作詞家としてデビューすることになりました。でも、作詞を担当させていただいていたBENIさん(当時は安良城紅さん)のデビューライブを観に行ったとき、本当に彼女がステージでキラキラ輝いていたんですね。「こんな素敵な子を支える仕事ができるなら、裏方もいいかもしれないな」と思い始め、続けることにしました。
――そのほか安室奈美恵さんの楽曲の作詞なども手掛け、とても素晴らしい才能だと思うのですが作詞はもともと得意だったのでしょうか。
特別に勉強したこともないですし、自分では得意とも思っていなかったんです。でも、不思議と「できる気がする」という感覚はありました。
実際に始めてみると、頭でひねり出して書くというより、作詞をしている時はなぜか言葉が自然と降りてきたんですよね。自分では普段使わないような言葉が出てくることも多かったので、「これ、日本語として合ってるのかな?」と調べながら書いていましたね。

――いわゆる“降りてくる”ってどんな感覚なんですかね?
歌詞を描いているときは、降りてくるといっても自分の内側から湧き出てくるものなので、宇宙意識と繋がって出てきているものなのか、自分の考えなのかは、正直見分けがついていないんです。みなさんも認識していないだけで、できていると思いますよ。私がすごい、ということは一切ないと思っています。それは今でもそうですね。
――本当ですか? 全然できている気がしません(笑)。
何かアドバイスをするとしたら、なるべく頭の中を空っぽにすることが大切です。頭の中が情報でぎゅうぎゅうになっていると余白がなくて、新しいものが入ってこないんですよね。スペースが空いているからこそ、必要な言葉や感覚が自然と入ってくるんです。
今の時代ってスマホやパソコンを触る時間が長い人も多いですし、みんな常に頭が忙しいじゃないですか。だからこそ、瞑想をしたり、意識的にリラックスする時間をつくったりして、頭をクリアにすることが大事なんじゃないかな、と思います。
――あまり情報や知識を入れ過ぎない方がいい時もあるんですね。
私の場合はそうですね。何かを始めるときに習ったり勉強することがほとんどないんですよ。音楽活動は20代前半で一度やめて、その後はしばらく絵を描いていたんですが、それも誰かに習ったわけではなく、完全に自己流でした。
当時は床にキャンバスを置いて、絵の具をぶちまけるようにしながら、インスピレーションのまま描く抽象画が多くて。絵を見た方から「自分の魂を描いてもらったみたい」とか、「涙が出てきた」と言っていただくことが多かったんです。最初からそういう意図で描いていたわけではなかったのですが。
その流れで、絵を購入してくださった方にエネルギーヒーリングをお届けしたり、依頼を受けてクリスタルのブレスレットを制作したりもしていました。
ただ、当時も“スピリチュアルな人”というレッテルを貼られることには少し苦手意識があって。自分から打ち出したいわけではなかったんです。でも、なぜかそういうものを求められることが多かったんですよね。恋人や友達にも、実はほとんど話していませんでした。変な人だと思われそうだったので(笑)。
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