未来をつくる“声”の対話 vol.3【校長・赤荻瞳×シブジョ生・はるかさん】
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「JKのうちに起業したい」と言い切る強さ
さらに驚かされたのは、はるかさんが「学生のうちに起業したい」とはっきり口にしていたことでした。
赤荻校長「学生のうちに起業したいっていうのは、どうしてなの?」
はるかさん「JKっていう言葉がやっぱり強いからです。JKで起業した、っていうのをちゃんと残したくて。あと、制服って実際に自分が着て宣伝できる期間が限られているので、その間にやりたいんです。じゃないと、自分が宣伝として立てる時間がなくなっちゃうので」
赤荻校長「今、あと2年のあいだに実現するために、具体的に何を進めてるの?」
はるかさん「今は少しずつデザインを考えています。あと、もう1カ月後にはブランド名の申請もしたいと思っていて。結構時間もかかるし、名前も通らないことがあるって聞いているので、そこも早めに動かなきゃと思っています」
ふんわり見えて、中身は“メラメラガール”
このギャップについて、赤荻先生の言葉はとても率直でした。
赤荻校長「はるかは、シブジョにいちばん真剣に取り組んでくれている子。勉強の場としても、吸収しようとしてくれていて、いろんなチャンスを逃さないぞっていう、熱いメラメラした気持ちがあるんですよね。見た目はふわっとしていて可愛らしいんだけど、内面はすごく負けず嫌いで、一生懸命なんです」
赤荻校長「1年生の時には校内のビジコンにも出ていて、制服というアイデアは、もともとはるかから出たんです。そこからチームの案として制服レンタルになったりもしたんですけど、もとになる発想はずっと彼女の中にあるんですよ」

英語で世界に話す。その視点がもう広い
はるかさんのすごさは、ピンクの制服ブランドというアイデアだけではありませんでした。その夢を、日本の中だけで完結させるつもりがないことにも驚かされます。
赤荻校長「日本だけじゃなくて、世界にこのピンクの制服を発信したいってことなんだよね?」
はるかさん「はい。日本人の若者向けにももちろんターゲットはあるんですけど、外国人向けのターゲットを大きくしたいなと思っています」
赤荻校長「はるかって英語もペラペラだよね。去年の11月にシブジョが招待してもらった世界人事会議の場でも、ピンクの制服のことを偉い人の前で英語でスピーチして、質問にも英語で受け答えしていたのがすごいなと思ってたよ」
しかもはるかさんは、海外からの厳しい反応もすでに経験しています。
赤荻校長「英語で発信した時に、海外の人からコメントが来たりもするんだよね」
はるかさん「そうなんです。英語が得意って言っても、やっぱり海外の人も見るじゃないですか。その時に『このレベル?』みたいなコメントが来ると、まだまだだなって思います。でも、そのときは『まだ英語はあまりよくないけど、これから頑張ります』って返しました」
ここもまた、はるかさんの本質がよく出ているところでした。かわいらしい見た目に反して、反応はとてもまっすぐで、変にこじれない。相手に噛みつくのではなく、素直に受け止めて、「じゃあもっと頑張ろう」に変えていく。その処理の仕方に、芯の強さと頭の良さの両方がありました。

目標は、ブランドを増やし、世界まで広げること
はるかさんのすごさは、夢がひとつで終わっていないことにもあります。しかも、その広げ方がとても自然でした。
赤荻校長「これから1年後、2年後、3年後、どんなふうになっていたい?」
はるかさん「まずはピンクの制服を立ち上げて、高3でできれば海外出店をしたいです。あと、その間に海外の人も見られるサイトを作りたいと思っています。私は猫が好きなので、その制服ブランドを作ったあとに、猫グッズのブランドも作りたいなと思っていて。そのあと、お父さんがゴルフをしていたので、ゴルフウェアも作りたいなって思ってます」
赤荻校長「ちゃんと年月を区切って考えていて、お客さんも見えているのがすごいよね。まずはピンク好きの女子高生がいて、その先にピンク好きの猫好きもいるし、ピンク好きのゴルファーもいる、ってちゃんとつながってる」
ピンク制服。猫グッズ。ゴルフウェア。ぱっと聞くと可愛い興味の延長にも見えます。けれど話をよく聞くと、そこにはしっかりとターゲットの連続性があります。自分の「好き」を起点にしながら、そこにいる人たちを想像し、次のブランドへと展開していく。高校生らしい素直さと、起業家らしい構想力が同時にあることこそ、はるかさんの面白さなのだと思います。

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