「美人すぎる囲碁棋士」で話題の三島響さん。知られざる囲碁界と、その素顔に迫る!

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一人でも多くの人に、囲碁の魅力を届けたい

――プロになられてから、大変だったことはありますか?

プロになると、一気に“社会人”という枠組みに入るので、環境は大きく変わりました。ただ、社会人になったこと自体にプレッシャーを感じることはあまりなくて。どちらかというと、囲碁棋士は完全に個人事業主なので、収入面での不安が一番大きかったですね。

――囲碁棋士は、収入面においてどういう仕組みなんですか?

囲碁の公式戦は基本的にトーナメント形式なので、1回戦で負けてしまうと、その大会はその年はそこで終わってしまいます。年間で14くらいの公式棋戦があるので、負けたら別の棋戦で頑張る、という感じですね。

あとは、囲碁を教える仕事をしたり、イベントに出演したり。対局だけではなく、そうした仕事もしながら生計を立てている棋士が多いと思います。

――人それぞれなんですね。

そうですね。プロになった時、あるいはプロになってから、「対局一本でやっていくのか」「囲碁を教えたり、普及活動をしたり、ほかの仕事もしていくのか」という選択を迫られる人は多いです。棋士にとって、ひとつの分岐点だと思います。

――三島さんは、囲碁棋士として目指していることはありますか?

私は囲碁がもっとたくさんの人に知ってほしいという想いが強いので、トーナメントで勝ち続けることよりも、囲碁の普及のほうに舵を切っています。もちろん囲碁は今も大好きなので、もっと強くなりたい気持ちもあります。でも、トップを目指すというより、囲碁って知れば知るほど奥が深いので、「もっとその先を見てみたい!」という感覚ですね。

若手棋士が囲碁を続けやすい環境も作っていきたいな、と。今は、プロになっても囲碁だけで生活するのが難しい時代ですし、せっかく囲碁が大好きでプロになった子たちには、その“好き”という気持ちを大切にしてほしいんです。まずは若手棋士の収入や活動を支えられるような仕組みを作っていけたらいいなと思っています。

――素晴らしいですね。

日本では囲碁人口が減ってきているんですけど、実は海外では増えているんですよ。ヨーロッパでもプロ棋士の制度ができるなど、囲碁が広がっているのはすごく嬉しいですね。

日本でも気軽に囲碁を楽しめるアプリなどが出てきているので、「こんな楽しみ方もあるんだよ」ということを伝えていきたいです。私の活動をきっかけに、少しでも囲碁がみなさんの目に触れる機会が増えたらいいなと思っています。

Profile

三島響

三島響

2003年2月2日生まれ、岡山県出身。関西棋院所属の囲碁棋士・二段。5歳頃に囲碁と出会い、2021年4月にプロ入り、2025年4月に二段へ昇段。棋士として対局に臨む一方、SNSでは大好きなアニメのコスプレなども発信し、囲碁の魅力を幅広い世代へ届ける活動にも力を入れている。

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