14歳でデビューした玉置成実「歌は永遠の課題」。23年目も追い続ける理想

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14歳でデビューし、『機動戦士ガンダムSEED』のオープニングテーマ「Believe」で一躍注目を集めた玉置成実さん。以来、歌とダンスを武器に第一線を走り続け、アーティスト活動は23年目を迎えます。それでも「歌は永遠の課題」と語るほど、自分に対してはどこまでもストイック。年齢とともに変化してきた歌声や表現、今も続けるトレーニング、そしてエンターテイナーとして大切にしていることとは? 理想の女性像から、これから目指す生き方まで、飾らない言葉で語っていただきました。

ようやく自分を甘やかせるようになった

――デビューから23年、第一線で活躍し続けている玉置さんですが、そもそもアーティストを目指したきっかけは?

3歳からクラシックバレエを習っていたのもあって、もともとはダンサーになりたかったんです。歌もやりたいと思い始めたのは、小学校5年生の頃。アクターズスクールに通い始めたのですが、そこで先生がジャネット・ジャクソンのパフォーマンスを見せてくれて、それがすごくかっこよかったんですよ。家に帰ってからMVを観たら、さらに好きになって。「歌とダンスで魅せる」という選択肢が、そこで初めて自分の中に生まれました。

――当時から歌も得意だったんですか?

いえ、全然! 今でもまったく自信はないです(笑)。歌はもう、永遠の課題だと思っています。体を動かして、体で魅せることに関してはそれなりに自信があるのですが、歌はどれだけ練習しても、上手く歌えている気がしません(笑)。常に探りながら、練習しながら鍛錬していくしかないという感じですね。それはきっと、これから先もずっと変わらないと思います。

――それだけ素晴らしい歌声を持っていても、そう思うんですね。ストイック!

自分で言うのもなんですが、完璧主義なところがあって……。「こうあるべき!」という気持ちが、良くも悪くも強すぎるんです。思っていたところに少しでも到達できていないと、「お前、もっとできただろう!」と、自分を自分で叱咤してしまうところがあって。人と比べることはあまりないのですが、自分に対しては理想が高すぎて、いつも悔しい気持ちになってしまうんですよね。自分で自分にプレッシャーをかけすぎているところはあると思います。

最近になって、ようやく少し自分に優しくなってきたかな(笑)。たとえ理想に届かなかったとしても、「これはできた」「この表現にトライができた」とか、ちゃんと自分に合格点をつけられるようになってきました

――以前は、それもできなかった?

できなかったですね。一つ失敗すると、もう全部ダメだと思ってしまって。でも今は、「ここは良かったんじゃない?」って、自分をちょっと甘やかせるようになりました(笑)。そこは少し、大人になった部分なのかなと思います。

――そんな玉置さんが憧れるシンガーは誰ですか?

たくさんいますが、同郷でもあるHYDEさんです。とてもお世話になっていて、ご一緒させていただく機会も多いですし、オーケストラコンサートのゲストに呼んでいただいたこともあります。オーケストラでもハードなバンドサウンドでも歌いこなせる技術を持っていらっしゃって、表現力も素晴らしい。さらに、そこに色気もあるんですよね。きっと常にご自身で研究されていて、とても勉強熱心な方なんだろうなと感じます。そういう姿勢も含めて、本当に尊敬しています。

――HYDEさんは今も昔も変わらず、素敵な歌声とパフォーマンスを届け続けていますよね。玉置さんも今なお、ボイストレーニングは続けているんですか?

はい。今も月に1回、ボイストレーニングに通っています。それ以外は家で自主練ですね。とにかく好きな歌を大声で歌っています(笑)。あとは、ボイトレでその月に教わったことを忘れないように、レッスンの音源を全部録音しているんです。それを家で聴き返しながら、繰り返し練習しています。月に1回のレッスンだけで終わらせず、家でも続けるようにしていますね。

Profile

玉置成実

玉置成実

和歌山県出身 1988年6月1日生まれ

2003 年、14 歳でソニーミュージックよりシングル「Believe」でシンガーデビュー。

第18 回日本ゴールドディスク大賞「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。全世界で大人気のアニメ『機動戦士ガンダム SEED』とその続編、『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の楽曲を担当。ダンスパフォーマンスに高い評価があり、海外ツアーも展開。近年ではブロードウェイミュージカルをはじめ、舞台作品にも数多く出演。

シンガーとしてだけでなく、女優としても幅広く活躍中。
2028年にはデビュー25周年を迎える。

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