「『ちゃんとしなきゃ』をやめたら、人生も料理もラクになった」爆速レシピクリエイター・およねさんが届けたい、自分を大切にする生き方

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料理は「楽しい」「おいしい」が最優先

――今やInstagramのフォロワーは27.5万人を超え、多くの方に支持されています。SNSを続ける中で、批判的なコメントが寄せられることはなかったのでしょうか?

昔はありましたね(笑)。例えば、揚げ物のレシピが続いたときに、「これを食べている旦那さん、太ってそう」なんてコメントが来たこともありました。でも最近はそういうことはほとんどなくて、本当に優しい方ばかりです。SNS上で大きく荒れたこともありません。

――どんなコメントをもらうことが多いですか?

「こんな感じでいいんだ」「これなら私にもできそう」「やってみます」といった声が多いですね。特にうれしいのは、「作ってみたら娘に『お店の味みたい!』って言われました」とか、「家族が喜んでくれました」という報告をいただくこと。そういうコメントを見ると、「よっしゃ!」と、ガッツポーズです。

――食事は栄養を摂るだけではなく、さまざまな意味を持つ時間ですよね。およねさんにとって、料理とはどんな存在なのでしょうか?

私にとって料理は、「心の栄養」ですね。うちでは、食事の時間があるからこそ家族の会話が生まれると思っています。

以前は、食事中についスマホを見てしまったり、子どもにYouTubeを見せたりしていたこともありました。特に下の子はまだやんちゃなので、そのほうが親としてはラクだったんですよね。でもあるとき、夫が「ご飯の時間だけは、パパもママも子どもたちも、みんな端末を見るのをやめよう」と提案してくれたんです。

それをきっかけに、食卓を家族団らんの時間にしてみたら、子どもたちとの会話がすごく増えました。例えば娘が、学校で嫌なことがあった日には、食事をしながらぽろっと話してくれたりするんです。そういう何気ない会話って、忙しい毎日の中では意外と生まれにくいものなんですよね。ちょっとしたことを言い合える時間であり、それがとても大切だと感じています。

――料理をするうえで、何かNGにしているものはありますか? 例えば添加物などは気にされていますか?

う〜ん、ないです!

――そうなんですね!

といいつつまったく気にしていない、というわけではないですが、特別なルールはありません! 実は以前、無添加にすごくこだわっていた時期があるんです。下の子の肌荒れがひどかったこともあって、「少しでも体にいいものを」と思い、めんつゆや白だしまで全部手作りしていました。

もちろん、体のことを考えると、とてもいいことだったと思います。でも、全部を完璧にやろうとすると、今度は自分の心が疲れてしまって。だから今は、「無添加だからいい」「市販品だからダメ」と極端に考えるのではなく、自分が無理なく続けられる、ちょうどいいバランスを大切にしています。毎日続けるものだからこそ、料理をする人自身が苦しくなってしまっては意味がないと思うんです。だから私は、体にやさしいことと、心にやさしいこと。その両方のバランスを大事にしたいと思っています。今は私も子どももカップラーメンも焼きそばも大好きだし、食べたかったらおいしくいただきます。 

――お肌もとてもきれいですよね。何か気をつけていることはありますか?

ありがとうございます。ありがたいことに、大きな肌トラブルはあまり経験したことがないんです。ただ、昔の写真を見返すと、出産後や、自分のキャリアに悩んでいた30代半ば頃は、「顔色が悪いな」「なんだか老け込んで見えるな」と思いますね(笑)。

やっぱり、肌ってスキンケアや食事だけじゃなくて、精神的な状態がすごく表れるものなんだなと思います。もちろん食事も大切ですが、それ以上に、自分が楽しく過ごせているか、無理をしすぎていないかということのほうが、肌にも影響している気がしますね。

――ちなみに、いつも冷蔵庫に入れている食材は?

最近ハマっていて、常にストックしているのはアカモクです。ネバネバした海藻なんですが、毎日食べています。実はレシピ本を制作していたとき、試食を重ねるうちに結構体重が増えてしまって(笑)。4月頃からゆるくダイエットを始めたんです。そのとき、水溶性食物繊維が豊富な海藻は腸内環境を整えるのにいいと聞いて、それ以来、毎日食べるようになりました。特におすすめなのが冷凍タイプです。解凍してもネバネバ感がしっかり残るので、手軽ですし、とてもおいしいですよ。

Profile

およね

およね

爆速レシピクリエイター。東京都生まれ、上智大学卒。大学卒業後、介護福祉系ベンチャーで新規事業開発に携わり、事業戦略や採用を経験。結婚・出産後は、教育・福祉領域の上場企業に転職し、“仕事と家庭の両立”を模索しながらキャリアを築く。
2021年12月「自炊ハードルを地の果てまで下げにいく」をモットーにSNSでレシピ発信を開始。等身大の視点が支持され、テレビ・雑誌・WEB出演のほか、企業のレシピ開発・プロモーション支援へと活動の場を広げる。これまで3冊のレシピ本を出版。近著に『“使いきるだけ”でうまくいく 物価高に負けないレシピ事典』(KADOKAWA)がある。
2025年に株式会社レシピラボを設立。2026年には食と暮らしのブランド「iiyone with」を立ち上げ、“暮らしの余白をひろげる”世界観を軸に商品開発と事業づくりを推進している。小学生2人の母。


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