エディターHの最近の映画記録
金曜日夜20時45分。森七菜さん主演というそれ以外の何の前情報も得ずに、映画『炎上』を観に行きました。映画館のロビーでビールを買い、スマホを飛行機モードにして、ぼんやりと予告編を眺めて上映を待ちます。
『炎上』を観たいと思ったのは、ここ最近の森七菜さんのチャーミングさに虜になっているから。『ひらやすみ』のうだうだした等身大のなっちゃん、『秒速5センチメートル』の片思いの切なさを全身で表現する花苗。私がいまもっとも注目している女優さんの一人です。
映画は、森七菜さんのハスキーなモノローグに導かれて始まります。宗教2世の家に生まれ厳しい教育を受けていた、森七菜さん演じる樹理恵。親からの厳しい叱責に耐えかねた樹理恵は、遂に家を飛び出してしまいます。そんな彼女がたどり着いたのは新宿・歌舞伎町。そこで彼女は「じゅじゅ」という名前をもらいます。ようやく自分の居場所を見つけたと喜ぶじゅじゅですが、彼女を取り巻く世界は少しずつ変化していき……。
長い悪夢を見ているように、少しずつ追い詰められていくじゅじゅ。時々差し込まれる平成のプリクラみたいなキュートな文字が、現実の痛々しさをより引き立てるようで、何度も目を瞑りたくなりました。
私はじゅじゅではない。じゅじゅの孤独と絶望は私には計り知れない。けど、だからこそ、この映画を観るべきだと感じました

- Tag
- #Editor's Pick
